婚約者なのに日本に来れない…

前からご相談を頂いているスペイン人男性と日本人女性のカップル。
まずは、婚姻届けに婚姻要件具備証明書が必要です。大使館へ必要な書類を提出し、教会や役所の掲示板に、大まかにいうと「この人結婚していいですか?文句がある人は申し出てください」という趣旨の15日間の掲示も済ませ、あとは領事面接を待つだけ。
コロナのせいで面接の日程が決められず、おさまるのを今か今かと待ち続けて、はや7か月以上がたちます。
普段であれば「ノービザ」来日できるのに、短期滞在ビザを取得しなければ日本に来られません。しかも「婚約者」は配偶者ではないので「知人訪問」にあたり、病気や死に目にあうような急を要する特別な事情にもあたらないということでビザ発行はできないと言われ続けてきました。同じようなカップルの方々はたくさんいるでしょう。
これがないと婚姻届けが出せないので、いつ結婚できるんだっ!とだんだんと2人のお気持ちはあせるばかりでした。

このままではいかんと、男性のほうがスペイン現地で掛け合ってくれまして、「同じ日に同時に」、男性のほうは現地の公的機関で面接(現地時間朝8:30)、女性のほうはスペイン大使館で面接(こちらは15:00)ということになりました。
そう聞くと、てっきりオンラインでつなぐのか?すごいなーと思っていました。が、残念ながらそうではなかったようです。
このコロナの中、用心に用心を重ねて東京の大使館へ面接に行ってこられました。一堂に会しての面接の代わりということで、同時に行うことに意味があったのかもしれません。内容的にはあっという間に終わったようです。
現地での面接の結果を日本に送って、最終的に判断されるということになり、ようやく婚姻要件具備証明書発行に向けて、一歩踏み出すことができました。まだ、結果まちの状態です。
男性側に事情があって、特別にとりはからってもらったことかもしれないので、すべての方でこのようなことができるかどうかはわかりません。
他の国の国際結婚カップルはどんな状況になっているのでしょうか?

#国際結婚#スペイン人との結婚#婚姻要件具備証明書#配偶者ビザ