IT導入補助金 補助金下限額で勘違いしやすい点

今日は、IT導入補助金の第4次締切日です。17:00までですね。
次の締め切りに向けて、検討しようと思っているへ、私がお客様とお話をして、「え?そうだったん?」と言われたことについて、書きます。

◇勘違いしやすい点、1点目。
「えー、全額もらえるんじゃないん?」
補助金というのは、給付金とは違い、残念ながら、購入費用の全額をもらえるわけでないということです。
例えばC型類型の場合、補助率3/4。ということは、
 購入するソフトウェアの価格 40万円(税抜)× 3/4 = 30万円 ← この額が補助される

実質的に、採択されれば10万円で導入できるということですね。

◇勘違いしやすい点、2点目。
補助金は1年分しか出ません。
ソフトウェアって、1年だけでなく、3年分、5年分まとめてライセンスを購入しますよね?
5年分まとめて買うこと自体は問題ないです。でも、購入額を5年で割った、1年分のみが補助の対象なのです。
例えば、5年分のライセンスで100万円。一見、100万円だから、要件クリアしてそうだけど…。

 1年分に換算すると、20万円。これだと、補助金下限額を下回ってしまい、NGです。

◇勘違いしやすい点、3点目。
 「じゃあ、他のパソコンなども一緒に購入して、合算して要件をクリアすればいいじゃん」と思うところですが、
IT導入補助金は、基本的にパソコンなどハードものは対象外です。例外的に、C型類型は、レンタルは対象になります。

以上が、私がお客様とお話をしていて、「そうだったん?」と言われた点です。
もちろん、「当然、知っとるわ」という方もいらっしゃるでしょうが、今回の新型コロナの影響で、初めて補助金や助成金を申請をしてみようという方もいらっしゃるかもしれません。要綱をしっかり読まないと、わかりづらい点もありますね。